通常よりも低価格かつ簡素化されたサービスを特徴に日本でも定着してきたローコストキャリア(LCC)。時期によっては、大手航空会社の半額以下の料金で利用することができるとして人気が高まっています。
なぜ、LCCでは格安な料金で飛行機に乗ることができるのでしょうか?
それは、航空機の稼働率を高めたり(空席をなくす)スタッフが多岐に渡る業務を兼業したりと、極限までコストを下げることで格安な料金が実現しているのです。
実は、このコストの削減に、ダンボールが一役を買っていることはご存知でしょうか?
日本で最初の本格的なLCCとして知られるピーチ・アビエーションは、2012年に関西国際空港へ就航して以来、着実に乗客の数を増やし、国内で最も成功したLCCとして地位を固めることに成功しました。
私たちの会社の近くの羽田空港からも韓国や台湾へ直行便を就航させており、毎日多くの乗客が利用しています。
LCCというと、それまでの対面受付によるチェックインではなく、自動チェックイン機を利用して手続きを行うのが一般的ではありますが、実はこのチェックイン機の外装にダンボールが使われているのです。
それまで機械の外装というとアルミなど丈夫な素材が使用されるのが一般的でした。しかし、ピーチ・アビエーションでは、2015年にチェックイン機のモニタを従来の15インチから32インチに拡大する際、費用を圧縮するため、外装をそれまでの木製からダンボールに変更することを決定したのです。
開発時は「強度に問題があるのでは?」という意見もあったようですが、強度の高いダンボールを採用することで、現状のところそういった心配はなし。素材が紙であるため印刷が容易で、外装のデザインも凝った形状にできるという、紙の特性を十分に活用したものとなっています。
将来的にはチェックイン機の壁面に広告を印刷することも考えているようです。そうなると広告収入でさらに格安な料金が提供できる可能性もありますよね。広告の掲載時期が終了したら新しい物に差し替えるという使い方はダンボールならではのものです。
現状のところ、東京の羽田空港や成田空港にはまだ導入されておらず、関西国際空港に数台が設置されるのみですが、羽田空港に導入された時には、弊社スタッフ一同でぜひ見学に行ってみたいと思います。
私たち高山包装はダンボール製造・販売を手掛ける会社です。ECサイト運営者様はもちろん、1000社以上もの会社様へダンボールの提案をしてご好評をいただいております。お客様の用途に合わせて最適なダンボールの提案を致します。ダンボール一筋40年以上の製造メーカーにしかできない、柔軟で低コスト・スピーディーな対応で、規格ダンボールからオーダーダンボール、ロゴ印刷まで、ダンボールに関するあらゆるお悩み・お問合せを受け付けています。