いざ引っ越しとなると、面倒なのが荷造りですよね。
引っ越しに慣れていないと、どんな道具を用意しておいたらよいか戸惑います。
実際に荷造りをする時、「アレを用意していれば」と気づいて、慌てて買いに走ることもあります。
引っ越しに役立つ道具はできれば事前に調べて揃えておきましょう。
ここではダンボールを始めとして、引っ越しに際に役立つ道具を紹介していきます。
家にある荷物を詰め込むためにほぼ必須となるのが「ダンボール」です。
アパートやマンションにダンボールをまとめて保管しておくと、次回の引っ越しの際にも使えて便利ですよ。
もしダンボールが無ければ、引っ越し業者に持ってきてもらうよう依頼することもできますし、通販でまとめて購入することができます。
コスト節約をしたいのであればホームセンターやスーパー、家電量販店やドラッグストアなどの不要になったダンボールを譲り受けることもできますね。
また、引っ越し業者でも、ダンボールの無料サービスを行っているケースがあります(数には限りがあります)。
貰ってきたダンボールによっては、独特の匂いが付いている場合もあるので、荷物に匂いをつけたくない方は事前にチェックをしておきましょう。
ダンボールは、できれば大きさが異なるものを多数用意しておくと良いです。
ちなみに、ダンボールの規格サイズとしては横(W)+縦(D)+高(H)が100cm以内になっているサイズ「100」、120cm以内になっているサイズ「120」、140cm以内になっているサイズ「140」が一般的です。
重いものは小さい「100」に、軽いものは大きな箱「140」に入れるように意識しておくと、後で運びやすくなります。
本は冊数が重なると、かなりの重要になるので要注意です。
大きめのダンボールに本を詰め込むと、数十㎏にもなってしまい、補強をしないとダンボールの底が抜けてしまいます。
洋服などは重ねて「120」や「140」のダンボールに入れましょう。
個人差はありますが、一般的に一人暮らしの引っ越しならダンボールは10~20枚。
家族での引っ越しなら40~80枚程度必要になります。
引っ越し業者に事前見積もりで訪問してもらった場合、荷造りに必要になるであろうダンボースの大体の数を教えてもらえますので参考にしましょう。
ダンボールが足りないと引っ越し作業自体が滞るので、迷ったら多めに用意しておく方が良いです。
引っ越し用のダンボールに、割れ物や傷つけたくない品々を詰める場合、緩衝の為のクッション材が必要になります。
プチプチ、エアーキャップなどと呼ばれる気泡が入ったクッション材があれば、ダンボール内に敷き詰めることで荷物へのダメージを緩和することができます。
こうしたクッション材はホームセンターで購入することができます。
梱包資材コーナーに行けば見つかるはずです。
また100円ショップでも購入できますが、引っ越しの際に大量に必要になる場合は、必要数を確保するのが大変になるかもしれません。
どうしてもホームセンターに購入に行く時間がなければ、ネットショップで購入するという事も可能です。
また、引っ越し業者によっては、クッション材を用意してくれるところもあるので、依頼予定の業者に聞いてみましょう。
用意してくれないようであれば、自分で購入するしかありません。
ダンボールと同様、緩衝材も多めに用意しておいた方が無難です。
食器以外にもガラス製品や鏡、化粧品、精密機械や絵画など、必要となる場面は多いです。
さらに簡単に用意できる緩衝材としては「新聞紙」があります。
クシャクシャに丸めた新聞紙を底やサイドに詰めることで運ぶ際のダンボール内における荷物の揺れを少なくし、破損防止になります。
食器も忘れずに新聞紙で包んでおきましょう。
自分で新聞を取っていない時は、新聞販売店に行って古新聞を分けてもらう(確実に貰えるわけではありません)というやり方もありますし、知り合いから分けてもらうこともできます。
緊急の際は、コンビニで新聞を買ってきても良いでしょう。
ただし、新聞紙だと梱包した際にインクが付着してしまうこともあります。
この場合、発泡ポリエチレンシート(ミラーマット)やキッチンペーパーで食器を巻いてから新聞紙でさらに包むと効果的です。
高価な品やお気に入りの品が心配なのであればタオルを使って梱包しましょう。
ハンカチや衣服も緩衝材として利用可能です。
お皿とお皿を重ねてまとめて梱包する場合、お皿の間にはキッチンペーパーを挟んでおきましょう。
滑り止めになることで、お皿同士が傷つけあうのを防いでくれます。
その他の緩衝材としては、要らなくなった雑誌も使えます。
上手く利用して、大切な家財を引っ越しの際の衝撃から守りましょう。
ダンボールに荷物を詰め込んだら、荷物が外に飛び出さないように、ガムテープを使って梱包する必要があります。
ガムテープについては、粘着力が高いものを用意しましょう。
同じガムテープでもクラフトテープや布製テープといった種類がありますが、引っ越しであれば布製を用意したいところです。
布製のガムテープは糸が中に編み込まれ、クラフトテープに比べて強度が高く、粘着力にも期待ができます。
粘着力が弱いと、せっかく梱包したダンボールを運ぼうとした際に、底が抜けてしまうことがあります。
底面はテープを十字に貼る事でより丈夫になります。
ダンボールの底が抜けてしまう際は、その中心部から破れる為です。
逆に中心部を強化せず側面を強化しても効果は薄いと言えます。
中古のダンボールを引っ越しに使用する際、すでに底面にガムテープが貼られているケースもありますね。
その場合は粘着力が不安なので、それを剥がしてから新たにテープを貼りましょう。
すでに貼ったものの上からテープを重ね貼りしても効果はありませんので注意してください。
他にも、透明ビニールでできたガムテープであるOOPテープも使えます。
ビニールでできているので防水性が高いのが特徴です。
粘着力もかなり高いので、梱包にも使えますね。
伸縮する特徴があるので、引っ張りながら貼ると粘着力がアップします。
透明なので、貼っている箇所を隠さないのもメリットです。
布テープやOPPテープはクラフトテープに比べて価格が高いですが、その分効果を発揮してくれます。
それぞれの種類のガムテープを購入しておき、場面ごとに使い分けていくと良いでしょう。
また、家電製品や家具のガラスや扉(引き出し)の飛び出しを防いだり、コード類を束ねたりする時などの際にテープで仮止めしたい時は、養生テープ(マスキングテープ)を用意しましょう。
粘着力があまり強くない代わりに剥がしやすく、手でも切りやすいのが特徴です。
貼った場所の材質も剥げにくくなるので、ガムテープを使うのがためらわれる場所に使います。
また家具のラベル貼りにも使用できます。
あまり長い間貼りっぱなしにしておくと、糊がくっついてしまうので、引っ越し後はすぐに剥がしましょう。
粘着力がないのでダンボールの梱包に使ってはいけません。
また、液体や粉が入っている容器は、運搬中に中身が飛び出さないように、セロテープで口を塞いでおきましょう。
あるいは紙で口をふさぎ、輪ゴムや紐で縛っておきます。
引っ越しの際は汚れた箇所を触る事も多くなります。
そこで、用意しておきたいのが軍手です。
軍手があれば汚れを気にせずに梱包を進められます。
また、引っ越しの準備においては、梱包の際にテープを切るのにカッターやはさみを使用することになります。
何かと考え事が多い引っ越しの最中。
集中力も分散しがちなので、うっかり手を刃物で傷つけてしまうことは珍しくありません。
そんな時、軍手をしておけば怪我をすることを防げます。
書類やダンボール、木製家具でも手が切れたり棘が刺さったりする事はあるので、常時装着しておくぐらいの気持ちでいましょう。
また滑り止めがついた軍手であれば、ダンボールや重い家具を持ち上げる際に、手を滑らせてしまう事も防止してくれます。
指や手を荷物の間で挟んでしまう際にも、ダメージを軽減できます。
自分の指や手の長さに合った軍手を探しておくと、快適に作業ができます。
家族や引っ越しに手伝いに来てくれる人の分も用意しておきましょう。
さらに、マスクも人数分用意しておく必要があります。
引っ越し現場には埃が始終舞っているので、身体の中に入らないように引っ越し前から着用しておいてください。
引っ越しの際は、ダンボールに複数の荷物を収容するため、「どのダンボールに」「何が」入っているのかが分かりにくくなります。
新居に運び込む際にも、「どの部屋に運べばよいか」がわからないと、適当な場所に置かれてしまいます。
この場合、ただでさえ大変な引越し後の荷ほどきが、より大変になってしまうことが予想されます。
また引っ越し業者にとっても搬入が滞る原因になり得ます。
こうした事態を防ぐ為、ダンボールには中身と移動先を記載しておきましょう。
梱包作業をしている際に1人ずつマジックなどの筆記具を持っておき、梱包が終わったものから記載しておいてもらうようにします。
ダンボールには入れない家具も、養生テープを貼ったところにマジックやボールペンで所有者の名前や設置予定場所を書いておけば引っ越しもスムーズになります。
筆記具はハッキリとした文字が大きく書けるのでマジックがオススメです。
マジックのカラーは何色か用意しておくと識別がしやすくなります。
例えば「お父さん部屋用」「お母さん部屋用」「子供部屋用」といった区分けも可能ですし、「1F用」「2F用」、「割れ物注意」など様々なメッセージを文字ではなく、色で示すことができます。
ただし「貴重品」などと書くのは止めておきましょう。
この他にも、搬出後の部屋を綺麗にするためにほうきや雑巾といった清掃用具を用意しておきましょう。
引っ越しは重労働ですが、道具をしっかり揃えておけば安全かつスムーズに済ませることができますよ。
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